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米国コーチ・インク/第1四半期売上高10%減の10億4000万ドル

2014年11月12日 / 決算海外

米国コーチ・インクが発表した2015年度第1四半期決算によると、売上高は10億4000万ドル(前年同期比10%減)となった。

恒常通貨ベースでの売上高は9%減。事業変革関連の支出を除く純利益は1億4600万ドル、希薄化後1株当たり利益は0.53ドルでした。報告書ベースの純利益は1億1900万ドル、希薄化後1株当たり利益は0.43ドルだった。

海外の売上高は、前年同期の3億6500万ドルから3億8100万ドルへ4%増加し、恒常通貨ベースでは6%増となった。

中国では予想通り、既存店売上が伸び、販路も緩やかに拡大して、全体の売上高は10%増となった。日本の売上も予想に即して、恒常通貨ベースで前年比7%減、ドルベースでは円安の影響で前年比12%減となった。

アジアにおける他の直営事業の売上は緩やかな上昇となったが、ヨーロッパは非常に堅調で、総売上と既存店売上の両方で2桁成長を示した。海外卸売先は、POSベースの売上が伸び、出荷高も前年から上昇した。

ビクター・ルイス最高経営責任者は、「第1四半期は、引き続き成長を示す海外事業を、戦略的に販促イベントを抑制している北米のハンドバッグ事業が相殺し、結果として、会社の予想と年次ガイダンスに即した業績となった。重要なのは、この夏に概略を示した事業変革計画が順調に推移し、ブランドの課題に対処しながら、商品、店舗、マーケティングの3本柱におけるコーチブランドのファッションとの関連性を強め、浸透させたことだ」。

「9月にスチュアート・ヴィヴァースによる最初のコレクションを発売したことが、この変革プロセスにおける重要な節目となった。これから先のシーズンを、この成功の上に積み上げていきたい。私たちの多くの施策が業績として明確に現れるまでに時間がかかることを認識しているが、私たちのこれまでのパフォーマンスは計画通りであり、ブランド変革を遂行するためのクリエイティブの方向性、チームとリソースが整っていると確信している」とコメントしている。

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