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イオン/2月期の利益を下方修正

2014年03月14日 / 決算

イオンは3月14日、2014年2月期の連結業績予想の修正を発表した。売上高6兆4000億円(前回予想比12.6%増)、営業利益1700億円(10.8%減)、経常利益1710億円(19.5%減)、当期利益400億円(46.3%減)とした。

連結営業収益は新規連結企業の貢献もあり当初予想を上回る見込みだが、GMS事業、SM事業の荒利益額が当初計画を下回り、連結営業利益、連結経常利益、当期純利益について業績予想を修正する。

大規模な金融緩和や景気対策を背景に円安・株高が進み、一部では個人消費において高額商品への需要の高まりなどがあった。しかし、4月に予定される消費税増税に伴う家計負担増加への懸念や、世帯所得の伸び悩みなどを背景に、生活必需品に対する消費は、依然、節約志向が続いている。

厳しい経営環境に加え、天候不順の影響もあり、GMS事業の主要企業であるイオンリテールの下期の売上高は、衣料品を中心に低調に推移した。

第4四半期に冬物在庫の早期整理を進め、衣料品部門の収益改善を図るとともに、コスト構造改革の継続と経費の見直しなど、より一層のコスト削減に努めた。

しかし、利益構成比の高い第4四半期での売上低迷により、計画と大きく乖離した荒利益額を補うまでには至らず、結果、GMS事業の営業利益は当初予想を下回る見込みとなった。

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