流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





J.フロント/2月期は売上高4.9%増、営業利益35.5%増

2014年04月10日 / 決算

J.フロントリテイリングが4月10日に発表した2014年2月期決算は、売上高1兆1463億1900万円(前年同期比4.9%増)、営業利益418億1600万円(35.5%増)、経常利益405億200万円(25.8%増)、当期利益315億6800万円(159.1%増)となった。

百貨店事業では、幅広いお客に支持される魅力的な店づくりと生産性の高い店舗運営体制を構築するなど、業態革新を目指す「新百貨店モデル」の確立に向けた取り組みを推進した。

その一環として、松坂屋名古屋店では、本館地階の食品フロアの全面リニューアルを実施。松坂屋銀座店は、銀座六丁目地区市街地再開発事業の進展に伴う建替えを行うため、一旦営業を終了した。

松坂屋上野店の南館は、パルコやシネマコンプレックスのほか、オフィス機能を備えた高層複合ビルへの建替えを決定した。

海外では、事業提携で取り組む中国・上海市での本格的な高級百貨店の新設について、来年1月の開業を目指し準備を進めた。台湾でのチェーン展開を目指して現地に設立した雑貨小売業のJFRプラザでは、昨年3月の1号店オープンに続き、台北市を中心に4店を出店した。

4月の消費税率の引き上げに備え、より強靭な経営体質を構築するために、グループレベルで組織・要員構造の改革を進めるとともに、賃借物件の賃料引き下げや遊休不動産の活用など、あらゆる経費構造の見直しをはかり経営効率の向上に取り組んだ。

来期は、売上高1兆1720億円、営業利益430億円、経常利益410億円、当期利益190億円の見通し。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧