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あべのハルカス近鉄本店/売上目標を280億円減額

2014年08月25日 / 決算

近鉄百貨店は8月25日、あべのハルカス近鉄本店の通期売上高の修正を発表した。

百貨店部分の売上高と専門店部分の売上高を合計した取扱高ベース売上高は、期首予想の1450億円から280億円減額し、1170億円とした。前期実績は923億1100万円だった。

百貨店部分の売上高と専門店部分の賃貸収入を合計した売上高は、期首予想の1210億円から180億円減額し、1030億円に修正した。前期実績は860億3400万円だった。

3月7日、超高層複合ビル「あべのハルカス」の中核テナントとして、「あべのハルカス近鉄本店」をグランドオープンし、展望台ハルカス300、大阪マリオット都ホテル、あべのハルカス美術館とともにさまざまなイベントを行うなど集客に努めた。

その結果、3月から7月の来店客数が前年同期に比較して8割以上増加した。

一方で、新たな顧客として販売拡大を目指した若年層や子育てファミリー層などへの訴求が不十分なこと、食品売場が拡散し買回りに不便が生じていることなど、売場作り、販売促進面、施設面でなお課題が残った。

今後も、当初目標の売上達成に向け、売場環境の改善や外商強化、不振売場のてこ入れなど課題の対応に加え、インバウンド対策の強化などさまざまな施策を講じるが、足元の状況を踏まえ、あべのハルカス近鉄本店の予想売上高を変更した。

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