イオンタウン東習志野／ウエルネス拠点化で年間来館者数230万人、売上高1.5倍目指す
2025年11月21日 16:48 ／ 店舗レポート
イオンタウンは11月21日、千葉県習志野市のショッピングセンター「イオンタウン東習志野」をリニューアルオープンした。
＜無印良品など12店舗が順次オープン＞
2004年11月の開業以来、21周年を迎えるタイミングで改装。核店舗である「マックスバリュ東習志野店」はそのままに、計12店舗が順次、新規・移転・改装オープンする。周辺地域に住む人々の高齢化が進む中、これまで同館に出店していなかったドラッグストアやクリニックを導入した。買物がより便利になる「無印良品」などの専門店も新たに誘致している。
リニューアルコンセプトは「『ライフ シェア プレイス・東習志野』～まちの“ウエルネス拠点”～」。心身の健康を保ち元気であり続けられるための場所、加えて、専門的な医療サポートを通じて健康的で充実した日常生活を過ごせる環境をワンストップで提供するという。
＜三好部長＞
ウエルネス拠点化に加え、専門店の売上アップも図る。営業本部 関東事業部 南関東営業部の三好克史部長は「利便性を高め、地域一番のSCを目指している。お客様から『無印良品』さんが欲しいという声を聞いており、無印さんへの声かけから始まった。各テナントには、積極的に商品を売るべく、なるべくフルラインでお願いしたいとお声がけした」と語る。
車やバスでの移動を前提とする立地であることから、商圏人口は、車でのアクセスが15分圏内の37万人（18万世帯）に設定。周辺の工業地域で働く単身者から、津田沼～八千代周辺に住む共働きのファミリー世帯を取り込む。年間来館者数の目標をリニューアル前の約180万人から50万人増の230万人、売上高1.5倍を目指す。
＜ウエルシアの化粧品コーナー＞
同施設初導入となるドラッグストアでは、処方せん調剤・医薬品・化粧品・日用品を取り扱う専門性と利便性を兼ね備えた「ウエルシア」が登場。店内の壁際には、カネボウのメイクアップブランド「KATE」をはじめとする化粧品コーナーを集積した。ヘルス＆ビューティーをテーマに、快適なライフスタイルを提案する。
処方せん調剤は12月1日にオープンする予定だ。
＜12月1日にクリニック開業＞
ウエルシアの調剤薬局がオープンする同日、クリニック2店舗が開業する。
内科・整形外科・健康診断・デイケアの「ならしの共生クリニック」では、内科・整形外科を同日先行開院。26年1月5日にフルオープンし、「かかりつけ医」として周辺住民の健康をサポートしていく。
気軽に通える歯科医院「フォレストデンタル習志野」では、虫歯治療はもちろん、予防歯科や定期検診など歯科・小児歯科・矯正歯科・歯科口腔外科と幅広く対応する。
＜銀座惣菜店＞
食物販も強化した。個食を求めてマックスバリュに訪れる人が多いことから、単身者や忙しい主婦層のニーズにも応え、SM売場と専門店街を挟んだ通路部分に炭火焼鳥の食物販「銀座惣菜」が新規オープン。秘伝のたれ・オリジナルスパイスを使った炭火焼き鳥、総菜、弁当などを取り扱う。
2026年春には、館内にケンタッキー・フライド・チキンも出店する。
＜ノジマ＞
このほか、メーカー販売員および携帯会社派遣販売員が居ない唯一の家電専門店「ノジマ」も新規オープン。テレビや洗濯機などの家電を豊富に取りそろえ、デジタル家電の相談員として地域住民の生活をサポートしていく。
＜共用部＞
なお、イオンタウンでは20年周期を一つの目安として既存施設の大型リニューアルを行っているという（もちろんテナントの入れ替えは不定期で行っている）。新規テナントの誘致や既存店の移転・改装のみならず、共用部も整備し、館の美観向上に努めた。
照明を入れ替えて明るく見えるよう照度をアップ。建材を全て入れ替えるわけでなく、少ないコストでより効果的に綺麗な景観になるよう工夫した。従業員が使用する休憩室も改修し、休憩時間中にリフレッシュできる環境を整えているという。
■イオンタウン東習志野
所在地：千葉県習志野市東習志野6-7-8
TEL：043-212-6208（幕張事務所）
敷地面積：約3万4067m2
延床面積：約1万2595m2
駐車台数：414台
駐輪台数：385台
店舗数：20店舗
従業員数：300人
開店：2004年11月19日
核店舗：マックスバリュ東習志野店
営業時間
イオンタウン専門店街 10時～21時※一部営業時間が異なる店舗あり
マックスバリュ 8時～22時
取材・執筆 古川勝平
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