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ニッセンHD/12月期は当期損失85億円

2015年02月09日 / 決算

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ニッセンホールディングスが2月9日に発表した2014年12月期決算は、売上高2083億7000万円(前年同期比6.1%増)、営業損失66億2800万円(前期は33億5300万円の営業損失)、経常損失77億2500万円(29億4300万円の経常損失)、当期損失85億1000万円(28億7700万円の当期損失)となった。

コマース事業の売上高は2016億7600万円(5.6%増)、営業損失62億1400万円(営業損失27億8700万円)となった。

ニッセンは、ネットを主体としたビジネスモデルへの構造転換を進めていく中で、品そろえの強化や価値ある商品の開発、下期以降のカタログ発行回数の増加等により売上回復を図った。

しかし、消費税増税後の景況感の悪化や閑散期におけるカタログ発行の結果、売上高が計画を大幅に下回り、前年同期の実績を下回った。

営業利益は、減収による利益の減少に加え、カタログ発行回数の増加により販売固定費が増加したため赤字幅が拡大し、前年同期の実績を大幅に下回った。

シャディ関連連結3社は、中元や歳暮のマーケットが安定的に推移する一方で、冠婚葬祭関連のフォーマルギフトのマーケットが減少した。

主力の有店舗事業で、売上高は減少傾向が継続したが、粗利改善やコストダウンによって収益性が回復し、通期での営業黒字を確保した。決算期変更の影響もあり、売上高と営業利益は、前年実績を上回った。

来期は、売上高1776億円、営業損失56億円、経常損失50億円、当期損失54億5000万円の見通し。

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