流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





オークワ/2月通期の売上高6.3%減、当期利益4700万円

2015年04月06日 / 決算

オークワが4月6日に発表した2015年2月期の業績は売上高2721億9500万円(前年同期比6.3%減)、営業利益23億7300万円(31.9%減)、経常利益28億7200万円(26.8%減)、当期利益4700万円(前年同期は4億2900万円の当期損失)だった。

業態間競争に対応するため、競争激化店舗においては低価格方針への切り替えを図った。

東海地域への拡大の基点となる東海食品センターを前期に稼働し、水産商品等、新商品の店舗供給を開始した。

新規出店は、メッサ業態の「北登美ヶ丘店」(奈良県奈良市)、スーパーセンター業態の「河南店」(大阪府南河内郡河南町)、「セントラルシティ和歌山店」(和歌山県和歌山市)、「富雄中町店」(奈良県奈良市)の4店舗を新設し、経営効率化のため18店舗を閉鎖した。期末店舗数は157店舗となった。

東海地区への新工場建設を見据え、奈良食品工場(奈良県大和郡山市)を閉鎖した。

固定資産のうち、収益性の低下がみられた店舗、賃貸資産について固定資産の減損に係る会計基準に基づき、通期の減損損失(特別損失)は30億6900万円。

販売状況は既存店ベースで前期を下回ったが、利益率の改善と経費削減により経常利益の確保に努め、店舗と工場閉鎖に伴う特別損失などの計上があったものの、当期損益は黒字転換した。

来期は、商品改廃を進めるとともに、全社的な業務改革を進め、従業員の行動改革を実現するための教育に注力し、一層の経営効率向上を図る。

新規出店と同時に中型店の改装を進め、快適なお買い物ができる環境を提供する。

今後出店の中心となるスーパーセンターを再構築し、客数アップを実現できる店舗づくりを行う。

利便性を目的に、新たに電子マネー導入の早期実現に向けてシステム開発を実施し、オーカードの新規入会促進と利用率向上を目指す。

来期は、売上高2740億円(0.7%増)、営業利益26億円(9.5%増)、経常利益32億円(11.4%増)、当期利益7億円(14.8倍)を見込んでいる。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧