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ユニーグループHD/2月期は当期損失24億円、次期は48億円の利益見込む

2015年04月10日 / 決算

ユニーグループ・ホールディングスが4月10日に発表した2015年2月期決算は、売上高1兆189億5900万円、営業利益202億3700万円、経常利益204億8800万円、当期損失24億800万円となった。

総合小売業は売上高7773億2700万円(2.8%減)、営業利益90億1300万円(26.3%減)となった。

営業企画としては、ユニー初となるアピタ全店と約4500の専門店の大規模合同企画「プライムフェスティバル(プラフェス)」を開催し、増税後の消費の冷え込みや客動数の減少の解消、新たなロイヤルカスタマー作りを進めた。

営業費用は、電気料金の値上がりによる水道光熱費の増加等がありましたが、「ローコスト経営」の継続に努めたことにより、7683億1400万円(2.5%減)となった。

ユニーの期末店舗数は出店6店、閉店9店により226店、ユニー香港は3店、99イチバは出店15店、閉店1店により90店、優友(上海)商貿有限公司は出店1店により1店となった。

コンビニエンスストアは売上高1481億1000万円(0.3%減)、営業利益76億1300万円(19.5%減)となった。

サービス面では、新たなポイントカード戦略として、2014年10月から楽天スーパーポイントが貯まる、使える「Rポイントカード」の取り扱いを開始した。同時にサークルKサンクス独自の会員組織「+K(プラスケイ)」を立ち上げ、会員限定の単品ボーナスポイントなどの販促策を実施し、売上向上に努めた。

しかし、消費税増税後の消費意欲の低下、市場変化によるたばこの売上減少、夏場の天候不順による夏物商材の伸び悩みなどにより、既存店売上高が前年を下回った結果、営業収益は減少した。

営業費用は、広告販促関連費用の効率的な運用に取り組んだが、店舗数増加に伴う賃借料の増加などにより、1404億9700万円(1.0%増)となった。

期末店舗数は出店348店、閉店244店により6069店となった。非連結のエリアフランチャイザーを含む合計店舗数は6353店となった。

次期は、売上高1兆364億円(1.7%増)、営業利益235億円(16.1%増)、経常利益230億円(12.3%増)、当期利益48億円(-)の見通し。

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