味の素/通期の利益見通し引き下げ、飼料用アミノ酸価格下落で
2013年11月06日 / 決算
味の素は11月6日、2014年3月期第2四半期(4~9月)連結決算を発表した。
売上高は4870億8400万円(前年同期比3.7%減)、営業利益は295億2100万円(20.0%減)、経常利益は328億8600万円(16.2%減)、純利益は221億7900万円(46.0%減)だった。
事業別の売上高は、国内食品が27.1%減、海外食品が25.8%増、バイオ・ファインが15.4%増となった。
国内食品では、カルピスが連結対象から外れた影響が、引き続き大きく出た。
一方、海外のコンシューマーフーズ事業は好調。東南アジア地域を中心に風味調味料やうまみ調味料の販売が伸びた。
利益面では、飼料用アミノ酸の販売価格下落の影響などが下押し要因となった。
通期予想は修正した。売上高を従来予想の1兆190億円から1兆320億円(前期比4.8%増)に引き上げた。
一方で、営業利益を従来予想の750億円から680億円(4.5%減)に、経常利益を790億円から740億円(4.1%減)に、純利益を490億円から480億円(0.8%減)に、それぞれ引き下げた。
飼料用アミノ酸の販売価格下落による影響を考慮したとしている。