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大塚HD/通期予想を引き上げ、売上高1.43兆円に

2013年11月13日 / 決算

大塚ホールディングスは11月13日、2014年3月期第2四半期(4~9月)連結決算を発表した。

売上高は6994億1100万円(前年同期比16.8%増)、営業利益は1117億2000万円(19.6%増)、経常利益は1219億8700万円(27.7%増)、純利益は870億1600万円(38.9%増)だった。

収益の規模が大きい医療関連事業の売上高は19.9%増の4771億3200万円、営業利益は16.9%増の1132億4900万円。抗精神病薬「エビリファイ」が、引き続き各国で販売を拡大、為替の影響もサポート要因となり、売上は25%超増加した。米国では30%超の伸びを記録した。

健康増進を目的とした飲食料品を扱うニュートラシューティカルズ関連事業の売上高は11.9%増の1558億3700万円、営業利益は17.1%増の177億6500万円。4月発売の「ポカリスエット イオンウォーター」のプロモーションに注力したことなどを背景に、「ポカリスエット」の販売数量が2ケタ増で推移。大豆バー「ソイジョイ」の好調さも続いた。

一般の飲食料品などを扱う消費者関連事業の売上高は10.4%減の240億4000万円。営業損益は9億5800万円の赤字(前年同期は6億3300万円の赤字)だった。競合品の影響などで、販売数量が低迷した。

好調な4~9月期決算を受け、通期予想は上方修正した。

売上高を従来予想の1兆3700億円から1兆4350億円(前期比17.8%増)に、営業利益を2050億円から2150億円(26.7%増)に、経常利益を2100億円から2250億円(22.0%増)に、純利益を1380億円から1550億円(26.6%増)に、それぞれ引き上げた。

通期の想定為替レートを大幅に円安方向で見直し、ドル・円を1ドル=90円から1ドル=97円に、ユーロ・円を1ユーロ=120円から1ユーロ=128円に、それぞれ変更したことも収益の押し上げ要因となる。

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