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宝HD/通期予想を引き上げ、4~9月期は2%増収

2013年11月01日 / 決算

宝ホールディングスは11月1日、2014年3月期第2四半期(4~9月)連結決算を発表した。

売上高は975億6100万円(前年同期比1.9%増)、営業利益は23億9500万円(17.4%減)、経常利益は25億6400万円(10.8%減)、純利益は66億900万円(約16.3倍)となった。

事業別でみると、宝酒造グループ事業は0.9%増収。主力の焼酎が低迷したが、清酒や、「焼酎ハイボール」などを扱うソフトアルコール飲料が前年比プラスとなった。

タカラバイオグループ事業は14%増収。遺伝子医療事業などが好調だった。

宝ヘルスケア事業は、40.6%減収。茶飲料のPB(プライベートブランド)商品の供給を終了したことが大幅減の要因。もっとも、同事業を除いた健康食品などにおいては10.8%増収となった。

利益面では、販管費や人件費などの増加が営業利益を圧迫。

一方、子会社であるタカラバイオの株式の一部売出しを行うことで、売却益92億円を特別利益に計上、純利益に寄与する。

通期予想は上方修正した。売上高を従来予想の2063億円から2090億円(前期比4.0%増)に、営業利益を92億円から93億円(1.8%増)に、経常利益を94億円から96億円(3.3%増)に、純利益を49億円から97億円(約2倍)に、それぞれ引き上げる。

海外子会社の好調に加え、円安が売上高をサポートする。さらに、タカラバイオ株の一部売り出しによる売却益が純利益を押し上げる。

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