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カルビー/3月期の売上・利益とも過去最高

2015年05月12日 / 決算

カルビーが5月12日に発表した2015年3月期の業績は、売上高2221億5000万円(前年同期比11.1%増)、営業利益241億8300万円(22.6%増)、経常利益256億1500万円(23.3%増)、当期利益141億1400万円(16.8%増)で、売上・利益ともに過去最高を更新した。

海外売上比率30%の達成に向け、北米において「Harvest Snaps(Snapea Crisps)」を強化し、売上と利益が大きく拡大した。

韓国には「Honey Butter Chip」が大ヒットし、フィリピンにおいて合弁会社を設立し、今年2月に事業を開始した。あわせて英国、スペイン、インドネシアへの進出を進め、海外事業の売上高は、224億4100万円(42.1%増)だった。

コスト・リダクションでは、工場稼働率や生産効率の向上による製造原価率の低減と販売管理費の効率化により、過去最高の営業利益率を達成した。

不振が続いているカルビー(杭州)食品の生産設備の減損損失を計上した。

次期は、国内事業がポテト系スナックとシリアル食品の販売拡大により増収を見込み、海外事業は、北米や韓国を強化するほか、フィリピンや英国の市場開拓を進める。

業績予想は、売上高2400億円(8.0%増)、営業利益288億円(19.1%増)、経常利益280億円(9.3%増)、当期利益158億円(11.9%増)を見込んでいる。

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