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ヤマダ電機/3月期の売上・利益とも過去最高、当期利益707億円

2011年05月12日 / 決算

ヤマダ電機が5月12日に発表した2011年3月期決算によると、売上高2兆1532億5900万円(前年同期比6.8%増)、営業利益1227億6400万円(40.6%増)、経常利益1378億4700万円(35.7%増)、当期利益707億5400万円(26.5%増)といずれも過去最高となった。
地デジへの切替えや、エコポイント制度の追い風もあり、テレビが好調に推移。季節関連商品は、エアコンに加え、夏の猛暑・残暑の影響で冷蔵庫、扇風機が、厳冬の影響により暖房商品が好調に推移した。その他、洗濯機、パソコン(タブレット型端末、新型CPU発売等)、携帯電話(特にスマートフォンが大きく伸長)が好調に推移した。 販促面では、ポイント販売と現金値引き販促の前連結会計年度との違いにより単価ダウンの影響が引き続き見られたが、顧客の消費行動の変化に敏感に対応し、バランスの良い販促を実施したことが支持され大きな成果を上げた。 
2008年後半から行っている3つの経営改革「店舗効率向上改革」「キャッシュ・フロー改善向上改革」「経費削減改革」を継続し、収益力向上・経営体質の強化につなげた。
店舗展開では、LABI新宿東口館など計41店舗開設し、テックランド日野店など9店舗をS&B等により閉鎖した。その結果、年度末の店舗数は、600店舗(直営店436舗、連結子会社164店舗)となり子会社・FC含むグループ店舗数総計は2729店舗となった。
なお、東日本大震災により、112店舗が商品落下、店舗内外の損傷、津波等による被害を受け、一時的に54店舗が休業せざるを得ない状況となった。3月31日時点での休業店舗は11店舗となり、5月12日現在で5店舗(うち、原発関連休業が1店舗)となっている。本震災による被害に、特別損失に39億500万円を計上している。 
来期の業績予想は、売上高2兆1540億円(0.0%)、営業利益1280億円(4.3%増)、経常利益1400億円(1.6%増)、当期利益770億円(8.8%増)を見込んでいる。

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