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ニチレイ/加工食品事業の売上高7.3%増、営業利益64.4%増

2015年05月12日 / 決算

ニチレイが5月12日に発表した2015年3月期決算によると、加工食品事業の業績は売上高2192億5000万円(前年同期比7.3%増)、営業利益55億8600万円(64.4%増)となった。

船橋第二工場の本格稼働や既存工場の生産体制の整備などにより生産能力の増強と効率化を推進し、家庭用マーケットは前年を若干下回る一方、業務用では中食需要が堅調に推移する市場環境のなか、主力商品の販売拡大に注力したことや海外子会社の売上げも貢献し増収となった。

円安による原材料・仕入コスト上昇の影響があったものの、増収効果や生産性の改善・価格改定などのコスト吸収策が寄与し、大幅な増益となった。

加工食品事業の次期見通しは、家庭用調理品は米飯類などを中心に、業務用調理品は利益率を重視した商品施策を継続しながら、主力商品の販売拡大に注力する。

円安による原材料・仕入コスト増加が継続するものの、2014年度に実施した国内生産体制の強化(生産力増強・ライン効率化投資など)によりコスト競争力を高め、調理冷凍食品の利益率向上に注力する。

業績予想は、売上高2040億円(7.0%減)、営業利益65億円(16.4%増)を見込んでいる。

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