流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





公取委/ジュピターショップチャンネルに抗菌保存容器表示で排除命令

2009年05月20日 / 商品

公正取引委員会は5月20日、ジュピターショップチャンネルに対し、「抗菌保存容器”ターク”」と表示していたものが、抗菌効果がなかったとして、排除命令を行った。

調べによるとジュピターショップチャンネルは、2008年1月ころから同年12月ころまでの間、抗菌保存容器のテレビショッピング番組で、映像で「軽量で重ねて収納できる抗菌保存容器」、音声でも「抗菌性が優れているものですから」「抗菌性があって」という案内をしていたが、実際には抗菌効果がないものだった。

なお、ジュピターショップチャンネルでは、「仕入先から提出を受けた抗菌効果に関する試験証明書によって、ターク商品に抗菌効果があると判断したことから、広告表示を行っていた」しかし、「改めて抗菌効果に関する試験を実施したところ、ターク商品には日本工業規格所定の基準を満たす抗菌効果がないことが判明した」としている。

このため、同社では、ことし1月、ターク商品に抗菌効果が認められないこととターク商品を自主回収することを、全国紙2紙(日本経済新聞、産経新聞)、「ショップチャンネル」とホームページで公表するとともに、ターク商品を購入されたお客様に対しては、書面により個別に知らせいたという。

同社では、再発防止策として、ことし4月1日より、広告表示の審査を専門に行う広告表示管理部を新設し、告表示を管理・監督と、必要に応じて商品の性能・効果に関する検証試験を独自に実施することとするなど違法な広告表示の再発を防止するための諸施策を実施していると説明している。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧