流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





三陽商会/紳士の機能性商品、生産5倍に

2012年09月13日 / 商品

三陽商会は9月13日、青山の本社ビルで、2012年の秋冬戦略商品の展示会を開催した。

<婦人服の展示>

今年の秋冬商品のテーマは「寒暖自在」で、残暑が長期化することに対応し、さまざまな着こなしができる商品や機能性素材を活用した商品を拡大した。

今期はウォームビズ商品を中心に、機能性素材を活用した商品の生産を拡大。紳士では昨年比5倍、婦人では2倍の生産数を計画する。

<ライナー単独でも着れるジャケット>

昨年は吸湿発熱わたのマックスサーモを使用したコートが好調で、今期は紳士8、婦人9の合計17ブランドで、昨年の2倍の生産を予定する。

<スーツの裏地のライナー>

紳士では、ウォームビズ提案として、ライナー単独でも羽織れるジャケットや、スーツの裏地にライナーを付けるなど、1着で気温の変化に合わせて、着用スタイルを変化させる提案を強化した。

<TO BE CHICのマジックストール>

婦人服では、1枚でマフラー、スヌード、ボレロ、ケープとして使用できるマジックストールなど、1枚で複数の着こなしに対応する商品を展開する。

紳士・婦人ともに、これまでになかった提案として、ニット素材に裏地を付けたアウター「ニットアウター」を提案する。

「例年、秋冬コートの売上ピークは11月半ばだが、昨年は11月下旬にずれ込んでいる。気温の寒暖差に、機能性素材や着こなしで対応する商品を投入することで、需要を喚起したい」(同社)。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧