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三陽商会/1月店頭販売は3%増

2015年02月09日 / トピックス商品月次

三陽商会が発表した1月度商況によると、全社における1月の店頭販売額(前売)は、セールが前年比9%減、プロパーが17%増、合計3%増となった。

昨年の増税前駆け込み需要などによって6%増となった昨年実績をさらに上回った。

東京における1月の気候状況は、気温がマイナス0.5度、過去10年対比でマイナス0.2度となり、降水量は過去10年対比で約2倍の状況となった。一方、日照率としては平年並みの天候だった。

1月の衣料マーケット全体の推移は、百貨店を中心にやや伸び悩んだ商況となった。セールの開始時期や内容のばらつきなどを要因とした市場での「クリアランスセール」自体の訴求力が減少した。増税の影響などによって生活者の消費意識が本当に価値を見いだせるものだけを購入するというものに変化していることが主な原因という。

冬物防寒衣料のセールを1月14日から開始。1月前半のセール商戦はやや低調な出だしとなったが、防寒衣料のセール開始後は回復基調となった。最近の消費傾向を考慮し、クリアランスセール時期においても生活者にとって価値を見いだせるプロパー商品の強化を図った。

紳士服では清潔な飼育環境で育まれた京鴨の羽根を使用した安全な「京鴨ダウン」を使用した「花粉プロテクトコート」や、防寒機能を備えたライナー付スプリングコートなどの提案を強化したことがお客からの支持を得た。

婦人服では、吸湿発熱機能の付いた「花粉プロテクトコート」の開発や、ライナー付トレントコートの提案を行ったほか、入学・卒業シーンに対応したマザーニーズ商材を中心としたオケージョン対応商品などが好評だった。

アマカなどが提案するマザーニーズ商材では、ブランドオリジナル開発によるツイード素材を用いたノ―カラージャケットが人気となった。

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