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日本ショッピングセンター協会/12月のSC総売上高2兆6711億円

2010年01月27日 / 月次

日本ショッピングセンター協会が1月26日に発表した2009年12月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、SC総売上高(推計)は2兆6711億円となり、既存SCの前年同月比売上高は3.4%減と16か月連続で減少したが、減少幅は11月に比べ5.3ポイント改善した。

12月は、低価格化・節約志向による客単価の下落などで売上は伸び悩んだが、多くのSCではセール前倒しなどの販促策が奏功した。また月半ばには気温が低下し、重衣料に動きが見られたこと、クリスマスや年末セールでは客足が戻りつつあるなどの傾向も見られた。しかし、セールの前倒しなどで12月は売上増につながったものの、セール慣れの傾向も見られ、先行きは不透明としている。

立地別の動向では、中心地域に立地するSCが5.5%減となり、特に小都市のキーテナントが9.6%減となった。月半ばに全国展開のディベロッパーが一斉セールを行ったことなどから、郊外地域は1.9%減と前月比で5.9ポイント改善した。地域別の動向では北陸が5.1%減、中国が4.9%減と落ち込み、北陸地方の中心地域が10.5%減の2桁減となった。

政令指定都市別で見た場合、名古屋市が8.6%減となっており、特にテナントが10.2%減と減少が目立っている。広島市は7.6%減で、政令指定都市以外の地域では四国が1.7%減、九州・沖縄地域のキーテナントが6.1%減となった。

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