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日本ショッピングセンター協会/8月の既存SC売上高は8.3%減

2009年09月28日 / 月次

日本ショッピングセンター協会が9月28日に発表した8月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、SC総売上高(推計)は2兆1590億円、既存SCの前年同月比売上高は8.3%減と12ヶ月連続の減少となった。

8月は7月に引き続き、雇用環境の悪化、所得減少などにより個人消費が冷え込む中、新型インフルエンザの流行や冷夏による季節商品の売上不振も重なり、依然として消費動向は低水準で推移した。また、プライベートブランドを中心に商品の低価格化が広がっていることなどから、客単価の減少を不調要因として指摘するSCが多く見られた。

立地別・構成別の動向では中心地域が9.0%減と依然全地域の中で最も減少幅が大きい状況が続いている。中でも大都市は9.9%減と最も減少幅が大きかった。減少が最も少なかったのは周辺地域の7.7%減だった。

立地別・地域別動向では、中部、北陸地方がそれぞれ10.2%減、10.0%減と減少幅が大きかった。特に北陸地方の中心地域が15.0%と不振で、C内での空区画の増加が顕著だったことも理由に挙げられている。最も減少幅の小さい地域は北海道の5.7%減だった。

政令指定都市別で見た場合、千葉市が13.5%減、名古屋市が11.1%減と大きく減少しており、両都市とも衣料テナント中心のSCが不振だった。千葉市は7月より6.2ポイント下落している。

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