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日本ショッピングセンター協会/11月の既存SC売上高8.7%減

2009年12月25日 / 月次

日本ショッピングセンター協会が12月25日に発表した11月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、SC総売上高(推計)は2兆1199億円となり、既存SCの前年同月比売上高は8.7%減と15か月連続で減少した。

11月は消費を刺激するような好材料が見当たらず、買上件数、客単価ともに減少。月上旬の連休の並びの悪さ、新型インフルエンザによる来店客数の減少、気温が高く冬物衣料の動きが鈍いことも影響し、厳しい状況が続いている。

立地別の動向では、中心地域に立地するSCが10.0%減、特にキーテナントが12.7%減と大幅減を記録した。郊外地域も7.8%減、周辺地域は8.2%減とやはり減少した。地域別の動向では中部が12.3%減、中国が11.6%減と大きく落ち込んだほか、中部・北陸地方の中心地域が14.0%減と厳しい結果になった。

反面近畿地方の郊外地域は5.0%減にとどまっており、要因としてはカジュアル衣料品店やディスカウントストアが好調なことによる。政令指定都市別で見た場合、名古屋市が14.4%減と落ち込んだ。特にキーテナントが15.4%減と減少が目立っている。広島市も12.6%減、東京区部が10.0%減となり、政令指定都市以外の地域では中部・中国地方が11.3%減と後退した。

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