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日本ショッピングセンター協会/10月の既存SC売上高7.6%減

2009年11月25日 / 月次

日本ショッピングセンター協会が11月24日に発表した10月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、SC総売上高(推計)は2兆1159億円、既存SCの前年同月比売上高は7.6%減と14ヶ月連続で減少した。

10月は、節約・低価格志向に拍車がかかり、買上件数の減少や高額商品の買い控え、月前半の台風の影響と新型インフルエンザの流行も重なり、売上が伸び悩んだ。

また、全般的にキーテナントの不振、サービス・娯楽関連の低迷、テナント退店や空き区画による売上減の報告が目立つなど好要因がなく、前月比で2.9ポイント後退した。

一部のSCでは、カジュアル衣料店の2桁増による相乗効果で、テナント総売上が前年同月比2~3割増加したとの報告も見られた。立地別・地域別の動向では、中心地域の大都市が9.6%減と前月同様全地域の中で最も減少幅が大きく、減少が最も少なかったのは周辺地域の6.7%減だった。

立地別・地域別動向では、九州・沖縄が5.1%減と最も減少幅が少なく、反対に中部・北陸地方の郊外地域は12.1%減と最も減少した。

政令指定都市別で見た場合、名古屋市が13.2%減、千葉市が12.8%減と2桁の減少となった。政令指定都市以外の地域では、東北が10.1%減と減少幅が大きく、特にキーテナントが19.1%減となっている。

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