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日本ショッピングセンター協会/8月の既存ショッピングセンター売上高0.3%増

2008年10月02日 / 月次

日本ショッピングセンター協会は9月26日、8月の既存ショッピングセンター(SC、572店舗)の売上状況を発表した。それによると8月既存SC売上高は前年比0.3%増と横ばいで推移した。推計総売上高は2兆2879億円 (6.1%増、全SCベース)と2か月連続で伸長した。

8月の販売動向は、食料品を含めた生活必需品が比較的好調に推移したこと、土・日が昨年より1日ずつ増加したことなどで微増となった。微増はテナントがキーテナントの売上不振をカバーしたことも要因の一つ。反面、物価高による買い控えの影響が広がりつつあり、7月同様生活必需品以外の売上げは低迷した。また、燃料費影響や突発的な豪雨の影響で、客数が減少したSCも多かった。

立地別動向では、都市の中心地域が2.0%増と好調。8月半ばから気温が低下したことで初秋物が動き始め、駅ビルなどの売上げに影響を与えた。地域別動向では中部地方が3.4%増と最も伸び率が高かった。その他、北海道、東北、九州・沖縄の各地域も2ヶ月連続の伸びとなった。

地域別などの動向では、政令指定都市で見ると、仙台市が7.9%と伸び率が高く、リニューアル効果が続いているSCやイベントが好調なSCが多かった。次いで、北九州市(4.6%)、札幌市(2.4%)も伸びを確保。札幌市は専門店ビルが比較的好調であった。

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