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日本チェーンストア協会/10月の販売額3.7%減の1兆347億円

2009年11月24日 / 月次

日本チェーンストア協会が11月24日に発表した10月のチェーンストア販売概況(会員企業70社、8221店)によると、総販売額は1兆347億万円(前年同月比3.7%減、店舗調整後は5.2%減)となった。

主要部門別の概況では、食料品販売額が6537億円・2.5%減(店舗調整後4.8%減)となり、衣料品は1118億円・10.0%減(8.8%減)。住関品は2033億円・3.7%減(4.3%減)でサービスは40億円・6.6%減(4.3%増)。その他は616億円・3.8%減(5.0%減)となった。

商品別の販売動向では、農産品で好調だったものは、ばれいしょ、玉ねぎ、もやしなど。果物で不調だったものはみかん、りんごでバナナにも反動減が見られた。畜産品では低価格品へのシフトが見られ、焼肉用牛肉は好調だったが、豚肉、鶏肉、和牛肉は不調。

水産品で好調なのは大衆魚、ウナギ、カキ。マグロ、エビ・カニ類や冷凍魚は不調だった。惣菜では焼物、温惣菜は好調だが中華、揚げ物、スナックが不調。そのほか乾麺類、第3のビール、飲料は好調。米、調味料、菓子は不調だった。

衣料品では紳士衣料のジャケット、ワンマイルウェアは好調。スーツ、ブルゾン、ドレスシャツは不調。婦人衣料はセーター、カーディガンは好調だがTシャツ、パンツは不調だった。

日用雑貨品では調理用品が好調だった一方台所用品、行楽用品が不調で、玩具は男児、ゲームは好調だが、女児は不調。医薬品で好調だったものはマスク、ハンドソープなど。化粧品はボディケアを中心に好調で、ヘアメイク、メンズ、フェイスメイクは不調だった。

家具・インテリアでは、リビング簡易・収納整理が好調で、寝具・寝装品は布団、敷パッドが不調。家電製品で好調だったものは薄型テレビ、空気清浄機、ヘアアイロンなどで、洗濯機、エアコン、冷蔵庫は不調だった。

その他商品ではスポーツウェア、自転車、スポーツシューズが不調で、ペットフードが好調だった。

サービス・その他では旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高シェアは0.4%。食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などの売上に属さないその他売上の販売額シェアは6.0%だった。 

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