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日本チェーンストア協会/2008年の総販売額5%減で13兆2753億円

2009年01月23日 / 月次

日本チェーンストア協会が1月22日に発表した2008年12月・年間販売概況によると、12月のチェーンストア総販売額(71社・8827店舗)の総販売額は1兆3010億円と前年同月比6.5%減(店舗調整後2.8%減)となった。2008年暦年の総販売額は約13兆2753億円(5.0%減、店舗調整後0.7%減)とこちらも減少した。

12月の部門別売上高は、食料品が7960億円 (3.4%減、店舗調整後0.8%増)、衣料品が1444億円 (16.6%減、店舗調整後13.2%減)、住関品が2766億円 (7.6%減、店舗調整後5.3%減)、サービスが51億円(1.2%減、店舗調整後0.6%減)、その他が787億円(11.7%減、店舗調整後8.0%減)。

商品別動向では、食料品がじゃがいも、ホウレンソウ、サラダ野菜などが好調。牛肉やかに、うなぎは不調だった。衣料品では紳士物セーター、婦人物ジーンズ、カットソーは好調だが、婦人物セーター、コートなどが不調。日用・雑貨品は調理用品、台所用品は好調だったが、食器、ゲーム、財布が不調だった。医薬・化粧品は、医薬品、健康食品とも不調。化粧品はフェイスメイクは好調だが、ボディケアは不調。家電製品ではテレビ、ビデオとも不調で、キッチン家電は好調だがエアコン、洗濯機は不調に終わった。

年間の動向では、食品の好調に支えられ2月-3月と夏物商品の需要増で7月に増加を記録したものの、その後は生活者の節約志向が高まり売上は苦戦続きとなった。11月には休日が前年に比べ多かったことなどから売上は回復。

部門別の動向では、食料品は内食傾向の高まりもあり堅調に推移した。衣料品・住関品は7月の猛暑効果で水着や肌着、エアコンや扇風機などが好調だったものの、総じて厳しい状況だった。

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