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日本フードサービス協会/W杯サッカーの影響で6月の売上2.3%減

2010年07月27日 / 月次

日本フードサービス協会が7月26日に発表した6月度売上状況は、6か月連続で前年を上回っていた客数が0.6%減と前年割れとなったほか、客単価も1.6%減と昨年6月から連続で前年を下回ったため、全業態トータルで売上前年比2.3%減だった。

この結果に対し、会員社からは西日本を中心とする全国的な天候不順に加え、「サッカー日本代表が勝ち進むにつれ、代表の試合当日だけでなく、強豪国の試合にも注目が集まりだし、21時以降の夜の売上を直撃、ワールドカップサッカーに振り回された月だった」という声もあった。売上前年比でみても、比較的夜の売上比率が大きいファミリーレストラン、パブレストラン/居酒屋、ディナーレストラン業態の売上減少幅が大きかった。店舗数増減率は前年同月比0.9%減だった。

ファーストフード業態は、昼の売上比率が大きいこともあり、売上は0.3%増。洋風チェーンは1%増と前年を上回ったが、和風チェーン、持ち帰り弁当/回転寿司は前年を下回り、それぞれ売上4.1%減、4.2%減だった。また、二桁増を続けていた麺類チェーンの売上高も4.6%増と一桁増だった。

ファミリーレストラン業態は、客数2.1%減、客単価も2.6%減で、売上は4.7%減と前年割れとなった。

パブ・居酒屋業態は、客数2.6%減、客単価も2.7%減で、売上高5.3%減と前年割れだった。

ディナーレストラン業態は、客単価0.9%増と6か月連続で前年クリアとなったが、客数が6.2%減のため、売上高が5.3%減だった。ワールドカップの影響が大きかったようだ。

喫茶業態は、夜の売上比率が低いこともあり、客数は1%増と前年を上回り、客単価1.5%減、売上高0.5%減とわずかながら前年割れとなった。

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