日本フードサービス協会/12月の売上高0.3%増、ファーストフード好調
2009年01月27日 / 月次
日本フードサービス協会が1月26日に発表した2008年12月市場動向調査で、全店ベースによる全業態トータルの12月度売上状況は、前年同月比0.3%増とほぼ前年並みを堅持し、客数1.1%減の前年割れ分を客単価が1.4%増と伸び、減少分を補っている。
業態別にみると、客単価が比較的低いファーストフード業態が全体の数字を牽引している。店舗数は0.2%増で、ほぼ横ばい傾向が続いている。
業態別内訳では、ファーストフードが4%増と好調さを維持し、特に、麺類チェーンは12.1%増、和風チェーンも6.4%増、洋風チェーンも4%増と、全業態の中で突出して高い。
洋風チェーンの好調さはハンバーガー各チェーンの新商品投入、クリスマスチキンの予約活動を早期に立ち上げたことによる需要の先取りが客単価の伸び5.9%増に貢献した。
ファミリーレストランの売上は4.2%減と前年を下回り、洋風チェーンや中華チェーンは売上がそれぞれ2.8%減、2.7%減だった。
パブ・居酒屋は0.3%増と前年並みで、企業の忘年会需要が比較的堅調だったものの、家族利用が不調だった。
ディナーレストランは7.5%減と前年を大幅に下回り、特に週末とクリスマス時期の不調さが影響した。
喫茶は0.1%減とほぼ前年並みで、客単価は6.7%増と上昇しているものの、客数6.3%減となっている。
調査対象は事業者数179社、28888店舗。
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