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経済産業省/3月の商業販売統計速報24.0%減、小売業3.9%減

2009年04月30日 / 月次

経済産業省が4月28日発表した3月の商業販売統計速報によると、商業販売額は45兆650億円(前年同月比24.0%減)となった。

業態別にみると、小売業11兆7230億円(3.9%減)、卸売業33兆3420億円(29.2%減)だった。季節調整済み前月比は、商業販売額8.5%減、小売業1.1%減、卸売業10.6%減。

小売業を業種別にみると、燃料小売業が16.4%減、各種商品小売業(百貨店など)が8.3%減、自動車小売業6.3%減、織物・衣服・身の回り品小売業5.9%減、機械器具小売業2.1%減となった。その他小売業が0.5%増、飲食料品小売業0.4%増となった。

大型小売店販売額は1兆6517億円(6.7%減)となった。百貨店は6265億円(13.3%減)、スーパーは1兆252億円(2.0%減)。大型小売店の季節調整済前月比は、2.4%減となった。百貨店は4.5%減、スーパー0.8%増となった。

百貨店の主力商品である衣料品は、紳士服・洋品が19.3%減、婦人・子供服・洋品が17.2%減、身の回り品16.7%減、その他の衣料品13.5%減となったため、衣料品全体では17.1%の減少となった。飲食料品は、3.9%減、その他は、家具27.3%減、家庭用電気機械器具13.2%減、その他の商品が11.3%減、家庭用品10.6%減、食堂・喫茶10.2%減となったため、その他全体では12.3%減となった。

スーパーの動向として、衣料品は、その他の衣料品が28.9%減、身の回り品14.4%減、婦人・子供服・洋品10.3%減、紳士服・洋品8.3%減となったため、衣料品全体12.6%減となった。スーパーの主力商品である飲食料品は、2.2%減となった。その他は、家具25.4%減、食堂・喫茶19.8%減、家庭用電気機械器具15.4%減、家庭用品5.5%減、その他の商品5.0%減となったため、その他全体では7.0%減となった。

コンビニエンスストアの商品販売額・サービス売上高は、6688億円(6.1%増)となった。これを商品別にみると、ファーストフードと日配食品が2253億円(1.2%減)、加工食品が1995億円(0.4%増)、非食品2139億円(21.1%増)となったため、商品販売額は6388億円(5.8%増)となった。

卸売業を業種別にみると、鉱物・金属材料卸売業が41.2%減、機械器具卸売業が37.7%減、各種商品卸売業34.6%減、化学製品卸売業33.1%減、家具・建具・じゅう器卸売業31.4%減、繊維品卸売業28.9%減、衣服・身の回り品卸売業28.8%減、その他の卸売業27.3%減、建築材料卸売業25.0%減、農畜産物・水産物卸売業11.0%減など、すべての業種が減少となった。

大規模卸売店販売額は8兆8510億円(32.7%減)となった。これを商品別にみると、自動車57.6%減、非鉄金属52.9%減、家庭用電気機械器具44.3%減、化学製品43.5%減、石油・石炭41.4%減などとなった。その他の輸送用機械器具10.5%増、医薬品・化粧品10.2%増となった。サービス売上高は301億円(12.8%増)となった。

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