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経産省/1月の商業販売統計、小売業販売額は2.6%増

2010年02月26日 / 月次

経済産業省が2月26日に発表した1月分の商業販売統計速報によると、商業販売額は38兆3580億円(前年同月比3.8%減)で小売業は11兆1550億円(2.6%増)、卸売業は27兆2020億円(6.2%減)となった。

小売業の業種別動向では、百貨店など各種商品小売業が2.6%減、飲食料品小売業が1.1%増、その他小売業が3.0%減となった。反面、燃料小売業は11.0%増、織物・衣服・身の回り品小売業が7.1%増、自動車小売業は12.9%増、機械器具小売業は3.6%増だった。

大型小売店の動向では、販売額は1兆7163億円(5.0%減)となった。百貨店は6209億円(7.4%減)、スーパーは1兆954億円(3.6%減)だった。大型小売店の前年同月比(既存点)販売額は5.6%減となり、百貨店は5.7%減、スーパーは5.5%減となった。百貨店の動向では、衣料品の婦人・子供服・洋品が9.2%減、紳士服・洋品が8.9%減となり、衣料品全体では7.8%減となった。このほか、家庭用電気機械器具が6.0%減となっている。

スーパーの動向では、その他の衣料品が27.5%減と大きく減少し、婦人・子供服や紳士服が11.0%減と同率で減少。衣料品全体では12.4%減となった。飲食料品は4.5%減で、家具が22.3%減、食堂・喫茶が13.2%減だった。反面、家庭用電気機械器具は0.7%増だった。

コンビニエンスストアの商品販売額とサービス売上高は6199億円(2.5%減)で推移。商品別ではファーストフード・日配食品が2078億円(1.9%減)、加工食品が1848億円(2.6%減)、非食品が2007億円(3.2%減)となり、商品販売額は5932億円(2.6%減)となった。サービス売上高は267億円(0.9%減)とこちらも減少した。

卸売業の業種別動向は、衣服・身の回り品卸売業が27.6%減、家具・建具・じゅう器卸売業も17.2%減となり、建築材料卸売業も18.4%減と2桁の減少となった。機械器具卸売業は9.7%減、食料・飲料卸売業が5.4%減、繊維品卸売業が4.2%減となるなど大半の業種で減少した。一方、各種商品卸売業は8.6%増、化学製品卸売業が4.9%増となった。大規模卸売店販売額は7兆4460億円(10.4%増)となった。

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