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経済産業省/12月の商業販売統計、小売は0.3%減

2010年01月28日 / 月次

経済産業省が1月28日に発表した2009年12月分の商業販売統計速報によると、商業販売額は45兆99500億円、前年同月比11.1%減で小売業は12兆9950億円(0.3%減)、卸売業は32兆6990億円(14.7%減)となった。

小売業の業種別動向では、百貨店など各種商品小売業が4.5%減、飲食料品小売業が4.2%減、その他小売業が4.3%減となった。反面、燃料小売業は9.0%増、織物・衣服・身の回り品小売業が3.4%増、自動車小売業は14.3%増、機械器具小売業は1.7%増となった。

大型小売店の12月の販売額は2兆693億円(4.2%減)で推移した。百貨店は8049億円(7.0%減)、スーパーは1兆2644億円(2.2%減)となった。2009年の大型小売店販売額は19兆7785億円と5.6%減となり、百貨店は7兆1770億円(11.2%減)、スーパーは12兆6015億円(2.1%減)となった。百貨店の動向では、衣料品で紳士服・洋品が8.2%減、その他の衣料品が7.6%減となり、衣料品全体では7.1%減となった。その他、家具の13.0%減という落ち込みも目立った。

スーパーの動向では、その他の衣料品が21.5%減となるなど衣料品全体では4.7%減となった。飲食料品は4.5%減で、家具が21.7%減、食堂・喫茶が18.2%減と落ち込みが大きかった。

コンビニエンスストアの商品販売額とサービス売上高は6891億円(2.8%減)で、商品別ではファーストフード・日配食品が2286億円(3.1%減)、加工食品が1976億円(3.3%減)、非食品が2269億円(2.8%減)となり、商品販売額は6531億円(3.1%減)となった。サービス売上高は360億円(2.0%増)で、2009年のコンビニエンスストアの商品販売額・サービス売上高は7兆9808億円(0.5%増)となった。

卸売業の業種別動向は、衣服・身の回り品卸売業が25.3%減、家具・建具・じゅう器卸売業も24.0%減、建築材料卸売業が22.4%減、機械器具卸売業も19.7%減、各種商品卸売業が17.3%減となるなど、全業種が減少した。大規模卸売店販売額は8兆6910億円(9.2%減)となった。

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