経産省/2月の商業販売統計、大型小売店は3.4%減
2010年03月29日 / 月次
経済産業省が3月29日に発表した2月分の商業販売統計速報によると、商業販売額は38兆6350億円(前年同月比0.6%減)となり、小売業は10兆3970億円(4.2%増)、卸売業は28兆2380億円(2.3%減)となった。
小売業の業種別動向では、百貨店など各種商品小売業が4.5%減、飲食料品小売業が0.5%増、その他小売業が2.3%減となった。燃料小売業は20.7%増、織物・衣服・身の回り品小売業も8.4%増、自動車小売業は15.0%増、機械器具小売業は8.6%増と大半の業種で増加した。
大型小売店の販売額は1兆4018億円(3.4%減)で、百貨店は4763億円(7.4%減)、スーパーは9255億円(1.2%減)で推移。大型小売店の前年同月比(既存店)の販売額は4.0%減となり、百貨店は5.3%減、スーパーは3.3%減だった。百貨店の動向では、その他の衣料品が7.7%減、紳士服・洋品が6.1%減となり、衣料品全体では7.7%減となった。飲食料品は3.5%減だった。
スーパーの動向では、その他の衣料品が25.5%減となったほか、身の回り品が6.5%減となった。衣料品全体では6.3%減となっている。飲食料品は2.9%減となり、家具が18.5%減と前月に続き大きく減少した。食堂・喫茶も12.0%減と落ち込んだ。
コンビニエンスストアの商品販売額とサービス売上高は5777億円(1.8%減)となった。商品別ではファーストフード・日配食品が1939億円(1.9%減)、加工食品が1711億円(2.0%減)、非食品が1871億円(2.4%減)で推移。商品販売額は5521億円(2.1%減)となった。サービス売上高は256億円(5.4%増)と増加した。
卸売業の業種別動向は、衣服・身の回り品卸売業が27.4%減、家具・建具・じゅう器卸売業が17.3%減となった。建築材料卸売業も16.8%減と前月に続き減少。農産畜物・水産物卸売業は9.3%減、食料・飲料卸売業が1.2%減となった一方、鉱物・金属材料卸売業は15.4%増、化学製品卸売業が16.6%増、繊維品卸売業が3.0%増となった。大規模卸売店販売額は7兆5780億円(11.3%増)だった。
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