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日本フードサービス協会/8月の売上は1.6%増

2010年09月27日 / 月次

日本フードサービス協会が9月27日に発表した8月の外食産業市場動向調査によると、8月度売上状況は、全業態トータルで前年同月比1.6%増となった。

客数前年比は3.6%増と、記録的猛暑に加え、お盆時期も週末と重なったため、前月の2.9%増からさらに伸びた。全体的には7月からの好天高温が客数・売上増に寄与した。一方、安価なドリンク類の販売増などにより、多くの業態で客単価が下がり、全業態トータルの客単価は1.9%減と前月の0.4%減から低下した。

店舗数増減率は、ことし1月の0.3%増から徐々に下がり、前月同様1.2%減のままとなった。

ファーストフード業態は、客数4.3%増、客単価0.6%減、売上3.6%増と前年を上回った。洋風は、猛暑で飲料比率が高まったため、客単価1.2%増に対し客数が3.6%増と上回り、売上は4.8%増だった。

麺類も客数が9.9%増と伸びたが客単価はほぼ前年並みの0.6%減だったため、売上高は9.2%増と2桁増には至らなかった。和風と持ち帰り弁当は1.3%減、回転寿司は2.6%減と前年割れとなった。
 
ファミリーレストラン業態は、客数が2.2%増と前年を上回ったものの客単価が2.2%減だったため、売上は0.0%と前年並みだった。業種別では、洋風が2.1%増と前年を上回った以外は、和風4.0%減、中華0.6%減、焼肉1.7%減と前年割れとなった。
 
パブ・居酒屋業態は客数1.1%増と前年を上回ったが客単価2.3%減で、売上高1.2%減と前年割れとなった。

ディナーレストラン業態は、客単価1.2%減、客数1.3%減で、売上高2.5%減と前年を下回った。

喫茶業態は客単価3.6%減と前年割れとなったが、客数が5.8%増と伸びたため、売上高2.1%増と前年を上回った。 

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