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東京地区百貨店/11月の売上高2か月連続のプラス

2010年12月20日 / 月次

日本百貨店協会が12月20日に発表した11月の東京地区百貨店(14社27店)売上高概況によると、11月の売上高は約1429億円(前年同期比0.3%増)で、2か月連続のプラスとなった。
売上高構成比の85.9%を占める店頭売上高は1.7%減、同14.1%の非店頭は14.5%増となった。
11月は気温低下で防寒アイテムが好調に推移したが、今年人気の高いファー付のコートのほか、セーター、マフラー、手袋、ブーツ、寝具などが活発に動いた。
年末・年始に向けた季節商材のクリスマスケーキとおせちについて、11月の受注状況は2桁増で推移している。また歳暮の動きでは、ネット受注の大幅な伸びが注目される。
24か月ぶりにプラスとなった化粧品売上の背景には、各店のコスメフェアが奏功したほか、9月頃から展開が始まっていた秋冬新商品の需要が、猛暑の影響で11月にずれ込んだことなどがある。
都内でもエコポイントの駆け込み需要により、家電売上が8.2%の伸びを示しており、多くの店で2桁の大幅増を記録した。
12月中旬までの都内各店の動向は、前年をクリアしている店も複数あるが、平均的には前年を若干下回る水準で推移している。
主要5品目では、家庭用品が3か月連続のプラス。マイナスは衣料品、身のまわり品、雑貨、食料品。紳士服・洋品、婦人服・洋品、菓子が2か月連続、生鮮食品が3か月連続、その他家庭用品が5か月連続のプラスとなり、家電が4か月ぶり、化粧品が全国同様24か月ぶりにプラスとなった。
総店舗面積は94万5055㎡(0.2%減)、総従業員数は2万974人(1.1%減)となった。

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