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ショッピングセンター/2月の既存SC売上高0.5%増

2011年03月23日 / 月次

日本ショッピングセンター協会が3月23日に発表した2月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SCの売上高の前年同期比は0.5%増と3か月振りにプラスになった。

SC総売上高(推計)は1兆9381億円で全SCベースでは2.6%増となった。

要因として、リニューアル効果、バレンタインデーが平日であったため関連商品が伸び、一部の郊外SCでは、販促キャンペーンが休日と重なったことなどがあげられる。

衣料品は、気温の上昇に伴い春物の動きが出ている一方で、ヒット作に恵まれないといった理由でシネコンが不調との報告や、依然としてテナント退店による売上減の報告もあった。

立地別では、郊外地域は全体で2.2%、特にテナントは3.6%、キーテナントも0.5%で、プラス改善している。

中心地域は1.0%減、周辺地域は1.4%減で、前月に比べマイナス幅は縮小しているものの、プラスには至っていない。

地域別では、近畿の2.4%減を除き、全地域においてプラスであった。特に中部3.3%増、東北3.2%増、九州・沖縄が3.2%増で、九州の郊外地域は4.9%増と健闘している。

近畿は、中心地域が4.3%減と苦戦している。改装工事による売上減の影響が見られる。

政令指定都市別で見ると、横浜市は3.3%増、テナントは4.7%増と好調で、改装効果、一部のSCにおいて閉店前のバーゲンによる売上増によるもの。

一方、大阪市が4.5%減、東京都区1.8%減、京都市2.5%減と落ち込みが著しい。

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