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ショッピングセンター/1月の既存SC売上高0.9%減

2011年02月23日 / 月次

日本ショッピングセンター協会が2月23日に発表した1月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SCの売上高の前年同期比は0.9%減と2か月連続のマイナスとなった。

SC総売上高(推計)は2兆5839億円で全SCベースでは0.6%減となった。

12月に比べ下げ幅は縮小したもののプラス改善には至らず、2か月連続してマイナス。初売は好調との報告が多かったが、2日目以降は苦戦し、降雪や寒波の影響から集客が落ちたSCもあった。バーゲンは前半が好調で、後半は失速した。

福袋の販売動向は昨年より好転したとの報告が多いが、テナント別では好不調の明暗が分かれた。大型家電専門店のあるSCでは、家電エコポイント制度変更に伴う駆け込み需要の反動から、前年同月比を大きく落としたSCもあった。

一方、一部のカジュアル衣料品店の好調によりSC全体の底上げに至るSCもあった。回復の萌芽は見られるもの、一進一退の状況が続いている。

立地別では、郊外地域は全体で0.3%増、特にテナントは1.1%増と好調。一方、中心地域は1.5%減、周辺地域は2.7%減、特に周辺地域のテナントは2.9%減で前月(2.2%減)より後退した。

地域別では、プラス成長は九州・沖縄が1.9%増、四国1.3%増、中部0.1%増、東北0.0%。前月に引き続き、九州の周辺地域は3.8%増と好調。一方、北海道は3.3%減、周辺地域は6.8%減と不調。郊外は、北海道(1.4%減)、近畿(0.7%減)以外の地域は、プラスだった。

政令指定都市別で見ると、横浜市0.0%、特にキーテナントが3.8%増と好調だった。

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