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J.フロントリテイリング/12月の売上、大丸1.3%減・松坂屋4.8%減

2010年01月04日 / 月次

J.フロントリテイリング(2009年2月期売上高:1兆966億円)が1月4日に発表した12月の売上速報によると、大丸の合計売上高は前年同期比1.3%減、松坂屋は4.8%減だった。

大丸の15店舗中前年実績超となったのは心斎橋店の10.4%増、札幌店の7.0%増、ららぽーと横浜店2.4%増、博多大丸0.1%増だった。その他の店舗は軒並み減少した。最も売上が減少したのは梅田店の7.8%減で、京都店の7.4%減が続いた。

スーツやコートなど冬物重衣料の定価商品をはじめ、宝飾品など高額品や食料品を中心に苦戦した一方で、11月にオープンした大丸心斎橋店北館効果や、各店で価格対応商品強化による押上げ効果があったことによって、減少幅を改善した。

店舗別では、大丸は北館がオープンした心斎橋店のほか、札幌店、ららぽーと横浜店、博多大丸も前年を上回った。東京店は全館での売場特価強化効果によりマイナス幅を縮小させた。

松坂屋は、上野店が店内催事を中心とした価格対応や固定客対応強化が奏功し、法人外商部門をのぞく店頭ベースでは対前年2.0%減だったほか、岡崎店が「閉店前の売りつくし」効果により同5割増となったほか、高槻店が法人外商部門の好調により前年を上回った。

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