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J.フロントリテイリング/3月の大丸松坂屋百貨店売上は2.2%減

2010年04月01日 / 月次

J.フロントリテイリング(2009年2月期売上高:1兆966億円)が4月1日に発表した3月の売上速報によると、大丸松坂屋百貨店合計は2.2%減だった。直営店舗以外を含めた百貨店事業合計では2.4%減だった。

大丸と松坂屋はことし3月1日に合併している。

大丸では15店舗中、直営店の心斎橋店19.5%増、札幌店4.9%増だけが前年実績を上回った。落ち込みがもっとも減少したのは、梅田店の12.3%減だった。直営店舗以外の3店舗では下関大丸の減少幅が最大となり6.4%減だった。

松坂屋は、軒並み前年割れとなった。銀座店は12.9%減、上野店は5.0%減だった。もっとも落ち込んだのが高槻店の21.0%。減少幅が最小だったのは豊田店の1.4%減だった。

心斎橋店北館のオープン効果に加え、大丸松坂屋百貨店誕生記念販促「春のザ・バーゲン」などにより売場特価を中心に嵩上げ効果があったが、日曜日が前年に比べ1日減であったことや、中旬以降の気温低下、梅田店、京都店、銀座店などの改装工事による売場面積減少が響いた。

店舗別では、北館がオープンした心斎橋店のほか、札幌店が7か月連続で前年を上回った。上野店は売場特価が好調に推移し、法人外商をのぞいた売上は0.8%増だった。

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