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ベイシア/茨城県古河市にスーパーセンターオープン

2010年09月21日 / 店舗

ベイシアは9月21日、茨城県古河市に「ベイシアスーパーセンター古河総和店」を開店した。1次商圏は5kmを想定、5万7000世帯、人口18万人の商圏を主力業態であるスーパーセンター(Su.C)で攻める。

<ベイシアスーパーセンター古河総和店>

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同店の開店でSu.C業態は38店舗となり、Su.Cよりも小型のフードセンターやGMSなどの大型店舗を加えると100店舗目という出店となった。なお、小型SM業態である「ベイシアマート」は20店舗を展開するが売上規模が小さいため、20店舗を1店舗と数えている。

県境に立地するため、商圏には茨城県の古河市と境町の一部、栃木県小山市、栃木市、野木町の一部、群馬県板倉町の一部、埼玉県加須市の一部が含まれる。

競合としては1.4kmにカスミフードマーケット古河店、1.7kmにマルヤ総和店、2kmに古河サティ、3kmにイトーヨーカドー古河店がある。自社店舗としては、北にフードセンター結城店(茨城県結城市)、下館店(茨城県筑西市)、南にフードセンター大利根店(埼玉県加須市)、ベイシア栗橋店(埼玉県久喜市)があるが、5km圏では自社競合はなく、北と南に挟まれた空白商圏といえる立地への出店となった。

<衣料品売場から見たレジ前主通路>

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ベイシアは、広域商圏型のSu.Cを主力業態と位置づけるが、売場面積で8000~1万㎡を標準としているため出店立地は限られてくる。5km圏内に自社競合がないという立地は、同社のドミナント形成において重要な立地となった。

Su.Cは衣食住をワンフロアの店舗で扱うがのが特徴で、低価格とワンストップショッピングを強みとしている。同店では、衣料品5300品目、食品1万1000品目、住居用品2万3000品目の約4万品目を取り扱い、価格だけでなく品揃えの豊富さで広域商圏からの集客を図っている。

直営部門の年商目標は38億円で、売上構成比は衣料品が13.1%、食品が68.0%、住居用品が18.9%となっている。

ベイシアの標準店よりも衣料品の売上構成比が高い目標となっているが、「ワンストップショッピングの総合スーパーを標榜する以上、食品依存型の収益構造には課題がある。競合のイトーヨーカドーも衣料品はかなりの売上があり、当社の衣料品の売上構成比を上げて行きたい」(同社)としている。

競合他社にはない、低価格とワンストップショッピングという2つのSu.Cの特徴で新商圏を開拓する計画だ。

ベイシアスーパーセンター古河総和店 概要
所在地:茨城県古河市大堤682
TEL:0280-30-1533
建物構造:鉄骨造1階建
売場面積:7220㎡
営業時間:10:00~20:00(オープニングセール期間中9月28日迄は9:30 ~ 20:00)

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