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Guzman y Gomez/メキシコ料理ファストフード、ラフォーレ原宿に1号店

2015年04月27日 / トピックス商品店舗

トランジットジェネラルオフィスの子会社トランジットメキシカンフードオペレーションは4月29日、原宿の商業施設「ラフォーレ原宿」2階に、メキシカン・プレミアムファストフード「Guzman y Gomez(グズマン イー ゴメズ)ラフォーレ原宿店」をオープンする。

<Guzman y Gomez(グズマン イー ゴメズ)>
Guzman y Gomez(グズマン イー ゴメズ)

GYGは2006年にオーストラリアで創業、オーストラリアに57店、シンガポールに1店を展開する。従来のファストフードと異なり、フレッシュな食材とハンドメイドにこだわったメキシカン・プレミアムファストフード。ラフォーレ原宿に新たにオープンするフードエリア「GOOD MEAL MARKET」の核店舗として出店する。

<メニュー>
メニュー

店舗面積は198㎡、客席は店内51席、共有61席を配置する。主力メニューは、野菜・肉・米・豆・チーズをトルティーヤで巻いた「ブリトー」と野菜・肉・豆・チーズを米にのせたGYG版のタコライス(各レギュラー税込750円、ラージ1200円)。

<メニューの一例>
メニューの一例

日本では、トランジットメキシカンフードオペレーションが、「Guzman y Gomez」の日本進出におけるフランチャイズライセンス契約を締結して展開する。1号店の想定客単価は900円~1000円で、日商で70万円~100万円、月商で2000万円~2500万円を目標とした。

<注文カウンター>
注文カウンター

出店目標は20年間で100店で、今年は都内の丸の内のようなオフィス街に1店を出店。来年には3店を首都圏で出店し、5店を直営店で展開。3年目からはフランチャイズの加盟店の募集を開始し、毎年5店程度のペースで店舗を拡大する予定だ。

<中村社長>
中村社長

27日には、報道向け内覧会を開催し、トランジットジェネラルオフィスの中村貞裕社長が会見を行った。中村社長は「いまニューヨークやシドニーなどの都市では、ヘルシーで上質な素材を使用したファストフードを集積した都市型フードコートがある。日本には、まだない形態で、都市型フードコートに挑戦する。メキシカンフードは、世界では一般的だが、まだ日本に馴染みがないので、これを紹介したい」と語った。

<Steven Marks氏>
Steven Marks氏

GYGの創業者でCEOのSteven Marks氏も来日し、GYGを解説した。Marks氏は「GYGは、子どもの頃、出身地のニューヨークで一緒に遊んだメキシコ人の友人の家で食べたメキシコ料理が原点だ。店舗のロゴは彼らのお父さんの似顔絵とした。オーストラリアに移住した時、オーストラリアにはおいしいメキシコ料理がないために、創業したのがGYGだ。日本の人々もこれまで、さまざまなメキシコ料理のイメージがあると思うが、是非、GYGの味を体験してもらい、メキシコ料理のイメージを一新してもらいたい」と語る。

<明治通りに面した客席>
明治通りに面した客席

「本場のメキシカンのおいしさとラテンカルチャー体験を広める」というコンセプトのもと、ラテンポップでカラフルなインテリア、NYのDJがミックスした最新のラテンミュージックのBGMとメキシコのトップアーティストのアートを飾り、店舗イメージでもメキシコ文化を伝える。

<メキシコのアーティストのアート>
メキシコのアーティストのアート

<オープン日にはラテンミュージックの生演奏も>
オープン日にはラテンミュージックの生演奏も

日本でのメニュー展開は、オーストラリア本国の味を忠実に再現。メニューの量目をだけを日本に合わせ、現地のミニサイズをレギュラー、レギュラーサイズをラージサイズとした。フィリングは、チキン、ビーフ、フィッシュ、ベジタブル、スパイシーチキン、スパイシーポーク、スパイシービーフステーキの7つから選べる。

<ブリトー>
ブリトー

<ブリトーボウル>
ブリトーボウル

プレミアムなレストランクオリティーの食材とラテン系ののりの従業員の接客を提供。注文を受けてから手作りするが、注文から受け渡しまで5分程度で、1時間に700個のオーダーに対応できる。オーストラリアでは、フレッシュでヘルシーというイメージから18~35歳の女性が来店客の半分を占めている。日本でも同様に、若い女性客の来店を想定する。

<オープンキッチンを採用>
オープンキッチンを採用

Marks氏は「トランジットは、単にメニューを売るのではなく、ブランドやイメージを含めて店舗が運営できる。日本のマーケットも熟知しており、パートナーとして最適だと思う」と語る。

<店舗外観>
店舗外観

GYGはオープン初日は、無料でブリトーを終日配布する「Free Burrito Day(フリーブリトーデー)」を開催している。これまでの最高記録はオーストラリアのクイーンズランドの店舗の1日6300本だが、日本では新記録となる6900本を目標とした。オーストラリアから30人の応援スタッフを導入し、50人近いチームで開店日の記録に挑む。

<店内の客席>
店内の客席

日本で成功するブランドの特徴について、中村社長は「現時点では、ハワイ、NY、台湾、シドニー、パリといった都市で行列がある店で、現地で日本人の観光客も並んでいる店に注目している。日本初上陸、行列、表参道がひとつのキーワードだ」という。

<店内の客席>
店内の客席

「GYGは、現地ではオフィスワーカーのランチ需要に対応しているため、日本の1号店も当初は六本木などを想定していた。ただ、食のトレンドを見る場合には、原宿の若い女性に受け入れるられるかは、一つの試金石となる。情報発信力からいっても、原宿・表参道エリアは外せない場所だ」と語る。

<店内には無料のゲーム機も設置>
店内には無料のゲーム機も設置

「ビルズでは朝食文化、マックスブレナーではチョコレートをカフェで食べる文化を伝えてきた。スープストックトーキョーが出たことで、食べるスープが広まったように、GYGが出たことで、ランチでブリトーが普通になるような情報発信をしたい」と抱負を述べた。

トランジットでは、現在、これまでのファーストフードとは異なった上質でヘルシーな素材を使用したプレミアムファストフードを集積した都市型フードコートの展開を検討している。

オーストラリアでは、マックスブレナーの隣にGYGがあるフードコートも多くあり、フードコート全体をプロデュースする上で、トランジットが展開する複数のブランドの店舗を集積して展開する可能性もある。

今後は、商業施設のコンサルティングの依頼をもらい、商業施設のことを理解した上で、自社のコンテンツを持っていくビジネスモデルにも挑戦したいという。

店舗概要
所在地:東京都渋谷区神宮前1-11-6
ラフォーレ原宿2階GOOD MEAL MARKET
TEL:03-3470-0770
営業時間:11時~21時
定休日:ラフォーレ原宿に準じる
店舗面積:198㎡
席数:GYG店内51席、共有61席

■Guzman y Gomez(グズマン イー ゴメズ)
http://gyg.jp/

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