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アイスモンスタージャパンは4月29日、東京・表参道原宿に台湾発のかき氷専門店「ICE MONSTER(アイスモンスター)」の日本一号店「ICE MONSTER 表参道」をオープンする。
27日、報道関係者向けに内覧会を開催した。ICE MONSTERは、フルーツやコーヒー、紅茶などそのままの味を再現した氷「フレーバーアイスブロック」が特徴。味付けされた氷は削ると、きめ細かく折り重なった絹のようで、濃厚でありながら口に含むと雪のようにふわりととろける新食感かき氷となる。
2014年の8月にトランジットジェネラルオフィスの中村貞裕社長が、現地でアイスモンスターを知り、オーストラリアのカジュアルレストランbillsの名物メニュー「リコッタパンケーキ」を食べた時と同じくらいの衝撃を受け、日本での展開を決意した。
事業展開にあたっては、アイスブロックを作る工場設備が必要なこと、多くの食材を輸入する必要があること、表参道のロケーションを確保するという点から、数年前からさまざまな取り組みをしていた片岡物産をパートナーとした。昨年、両社で合弁会社を設立して、出会いから8か月という短期間での1号店の開店に至った。
1号店は片岡物産がさまざまな業態を運営してきた場所で、直近までカフェの「LAVAZZA(ラバッツァ)原宿」があった。明治通りと表参道が交わる神宮前交差点近くに立地する。
店舗面積は1階、2階の2フロアで合計170㎡で、客席数は100席。定番メニューとして、タピオカミルクティーかき氷(税込1000円)、コーヒーかき氷(1200円)、イチゴかき氷(1400円)、マンゴーかき氷(1500円)を提供する。
メニューは台湾本国を再現し、量目も台湾と同じ規格とした。大きなかき氷のため、友人やカップル、家族などでシェアして食べるスタイルが多いという。
季節限定のパイナップルかき氷や日本限定メニューとして烏龍茶かき氷のほか、新メニューのマンゴーソフトクリーム、イチゴソフトクリームを販売。コーヒー、ジャスミンティー、ライチティー、ジュースなどを販売する。
想定客単価は1000円で、客数は夏と冬で異なるため500人~1000人の予定。日販で冬は50万円、夏は100万円で、月商で夏は3000万円、冬は1500万円、目標年商は3億円とした。
マックスブレナーやビルズと同様に、大規模な多店舗展開ではなく、ブランドイメージに合わせた出店で3年間で5店程度の出店を想定する。
かき氷という季節商材を通年で扱うため、季節要因による売上変動を予測するが、冬場であっても店内は従業員がTシャツで作業できるような、台湾本国のような環境を整えることで、冬にアイスクリームが売れるように、話題を提供したいという。
台湾では、多い日では1日に2500人以上が行列し、すでに日本からの修学旅行生や日本人観光客が行列にならぶ有名店で、上陸前から認知度のあるブランド。
訪日外国人が増加する中で、海外からの旅行客も多く、国際的な情報発信もできる場所として、原宿・表参道エリアを1号店に決定した。日本でも行列ができることを想定し、予約受付の整理券を発行する端末を店舗入口に設置した。
店内は、台湾本国と同じ内装を採用し、世界中のどの都市にいっても通用するスタイリッシュなデザインを施した。トランジットでは、現在、ハワイ、NY、台湾、シドニー、パリといった都市で行列がある店で、現地で日本人の観光客も並んでいる店に注目している。アイスモンスターもその一つとなる。
ロケーションはビルズ、マックスブレナー、アイスモンスターとも表参道に面した一等地としているが、ブランドイメージによっては、あえて大通りに面していない二等地への出店もあり得る。
これまで、若い女性をターゲットにした業態が続いたため、原宿・表参道エリアで出店しているが、より大人女性がターゲットの場合は、銀座エリアでの事業展開も想定している。
日本国内でブランドイメージが確立していない海外ブランドの場合、1号店のロケーションが非常に大切で、情報発信の拠点となる必要がある。その意味で、原宿・表参道・渋谷、銀座エリアは外せないエリアだという。
昨年あたりから、女性誌などでも、かき氷の特集が組まれることがあり、かき氷のトレンドの波が来ている。トランジットでは、今年にかき氷ブームが到来するとみており、ゴールデンウイーク前に、原宿・表参道エリアに店舗をオープンすることで、お客のSNSによる口コミなどで、かき氷の最盛期へ向けて情報発信を強化する。
店舗概要
所在地:東京都渋谷区神宮前6-3-7
交通:東京メトロ「明治神宮前駅」出口4徒歩1分
JR原宿駅徒歩5分
TEL:03-6427-4100
営業時間:11時~21時
定休日:不定休
店舗面積:170㎡
客席数:100席
■アイスモンスター
http://ice-monster.co.jp/
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