三菱地所は2016年3月9日、名古屋駅前に「大名古屋ビルヂング」をグランドオープンする。
11月から順次、オフォスの入居を開始しているが今回、地下1階から地上5階と地下街「ダイナード」に設置する「大名古屋ビルShop&Restaurants」に、新業態や名古屋駅エリア初出店を含む、全74店が集積する商業施設をオープンする。
同時に、7階から16階に集客ゾーン「大名古屋ビルLifestyle&Services」を全14店で開業する。
合計で3.3万m2を超える大型集客施設が誕生し、名古屋・東海エリアの人々に、上質で旬な店舗で買い物や食事を楽しんでもらうことに加え、働く、住まう、憩うなど、ライフステージのあらゆる場面に新しい価値を提案する。
大名古屋ビルShop&Restaurantsは、1万2540m2に全74店を展開。名駅エリア初57店、新業態14店、商業施設初出店25店のほか、地元東海発の店舗が22店出店する。アクティブに生活を楽しむ人々のさまざまな生活シーンやリアルなニーズに合わせ、各カテゴリで最も旬な店舗を集積した。
<大名古屋ビルShop&Restaurantsテナント構成>
名駅エリアで働くオフィスワーカーとワンランク上の都市生活を目指して自らの感性でライフスタイルを編集することを楽しむ高感度や大人の男女をイメージし、買い物や食事など、お客それぞれの感性で選び、組み合わせ、楽しんでもらえる施設を目指す。
丸の内再開発で培ってきた「丸の内スタイル」とよばれるテナント編集ノウハウと百貨店業界トップの実績を持つ新宿伊勢丹本店のファッション編集ノウハウのシナジー効果により名古屋・東海マーケットに新たな商業空間を創出する。
地下1階から地上2階には、核店舗として三越伊勢丹グループのファッションセレクトストア「イセタンハウス」が出店する。
2階は、イセタンハウスと連続性を持たせた今が旬のインポートカジュアル、クリエーターズブランドに加え、国内有力セレクトショップの新業態の編集により、これまで名古屋・東海になかった新しいファッションシーンを提案するフロア。
3階は、地下1~2階のイセタンハウス、2階のファッションゾーンを補完しながら、同じフロアのレストランゾーン「大名古屋ダイニング」に来店した顧客のギフトモチベーション、セルフユースに訴求する名古屋・東海初の都市型高感度ライフスタイルゾーンを目指す。
イセタンハウスは、伊勢丹新宿本店の持つ提案力・編集力・発信力をベースとし、出店エリアの地域特性に応じた品そろえの最適バランスを実現する、三越伊勢丹グループのあらたなビジネスモデルの第1号店。
FUN(楽)をストアコンセプトに、旬のファッションに関心が高く、好奇心旺盛で上質を好み、東京発のファッションに親和性を感じる、団塊ジュニア世代を中心とする30~40代の高感度パーソンに向けて、自己を開放し、自由にファッションや表現を楽しむモノやコトを提案し、買い物の楽しさを提供する。
レストランゾーン「大名古屋ダイニング」は、地下1階から地上3階までに全40店を集積する。全40店のうち、名駅エリア初32店、新業態8店、商業施設初18店、地元東海エリアからの出店18店で、地元の人々や名古屋を訪れる来街者に末永く愛される専門性の高いレストランを集積した。
地下街「ダイナード」は、地下鉄名古屋駅の中央改札と大名古屋ビルヂングを結ぶ地下ショッピングプロムナード。大名古屋ビルヂング立替えに伴い通路幅を拡張し、お客が快適に通行できる空間とした。
柱にはデジタルサイネージを設置し、大名古屋ビルヂングの旬な情報を届ける。ナチュラルスキンケアショップ、上質なシャツ専門店、カフェなどをそろえ、名駅エリアで働くお客のみならず、地下鉄・地下街を利用する幅広い層のニーズに対応する店舗構成とした。
<大名古屋ビルLifestyle&Servicesのフロア構成>
「大名古屋ビルLifestyle&Services」は最大約7000坪で展開。住まい、医療、金融、教育、国際交流など各分野において全国的にも類を見ない高度な集積を実現する。
12階~13階に「TOTO DAIKEN YKK AP 名古屋コラボレーションショールーム」が出店し、3社の提携による充実した空間展示や最新商品の紹介を行う。
10~11階では、新築・リフォームのほか、キッチン・建材・インテリアなど35社のショールームが一堂に集結した「ハウジング・デザイン・センター(HDC名古屋)」が出店する。
TOTO、大建工業、YKK APに加えて、HDC名古屋内の「トヨタすまいるライフ」「セキスイハイム中部」「タカラスンダード」など約40社のショールームが相乗効果を発揮しながら情報発信を行うとともに、キッチン併設のイベントスペースで体験型の料理教室やセミナーを開催する。
9階医療フロアには、内科・眼科・耳鼻咽喉科などで形成する「大名古屋ビルヂング医療モール」と外来診療を含めた健診センターである「大名古屋ビルセントラルクリニック」が出店する。
16階には、新生銀行、名古屋銀行、安藤証券が出店し、新たな金融サービスの発信拠点や、資産運用・ローンの相談窓口として、上質な空間を用意する。
大名古屋ビルShop&Restaurants4階にも金融店舗として、三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ投信銀行、あおぞら銀行、十六銀行の旗艦店が出店する。
オフィスフロアの最上階33階では、東海東京証券が富裕層のお客に向けに特別なサービスを提供する「オルクドール・サロン」を設置する。
計画概要
所在地:愛知県名古屋市中村区名駅3-28-12
敷地面積:9155.56m2
延床面積:約14万8000m2
階数:地上34階、地下4階
建物高さ:174.70m
構造:鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
用途:事務所、店舗、地域冷暖房施設、駐車場、駐輪場など
開業:2015年11月1日オフィス順次入居
2016年3月9日商業施設開業
■大名古屋ビルヂング
https://dainagoyabuilding.com/
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