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ファーストリテイリング/2020年グループ売上高5兆円を目指す

2009年09月03日 / 経営

ファーストリテイリングは9月2日、今後の事業戦略について、2020年度のグループ売上高を5兆円(2009年8月期の売上高予想6820億円)、そのうち国内ユニクロ事業1兆円(5380億円)、海外ユニクロ事業3兆円(370億円)、国内関連事業5000億円(510億円)、グローバルブランド事業5000億円(530億円)を目指すと発表した。

このため、最高のユニクロを世界中で表現することをコンセプトに、本当に良い服、今までにない新しい価値を持つ服を提供する。

国内ユニクロ事業は、百貨店に代表される都心好立地への出店、駅ナカや駅チカなど小型店の出店を行う。

海外ユニクロ事業は、中国市場で1兆円、中国以外のアジア市場で1兆円、欧米市場で1兆円の将来像を目標にし、中国・香港・韓国でで早期に100店舗体制とし、中国では継続的に年間100店舗の出店が可能な体制を構築する。欧米では大都市に集中出店を進め、ヨーロッパでは、パリを世界に向けたショーケースとして旗艦店を10月に、来春にはモスクワにも出店する。

国内関連事業では、第2のユニクロに成長させるため、g.u.を2013年、売上高500億円、200店舗を目指し、キャビンのSPAとして完成させるために主力2ブランド(ザジ、アンラシーネ)への集約と集中出店する。

グループ間相乗効果の最大発揮を目指すため、新規靴事業「ユニクロシューズ」を立ち上げるとともに、同一立地、施設へのグループブランド複合出店を行う。

一方で、ファーストリテイリング全体を変えていくための人材創出と組織の強化として、FR Management and Innovation Centerを設け、200人のトップマネージメントを育成する。

さらに、本部機能の集約によるグループ企業の連携強化を目的に、新東京本部を2010年春にミッドタウンに立ち上げる。

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