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メディパルHD／三菱商事と中国で医薬品流通事業を展開

2009年10月15日 ／ 海外経営

メディパルホールディングスと三菱商事は10月15日、中国の医薬品卸企業、国薬ホールディングスと包括提携の覚書を締結した。

提携事業の第一弾として、三菱商事とメディパルは、国薬ホールディングス、暢新易達が保有する北京華鴻の持分の一部をそれぞれ取得した上で、北京華鴻が行う株主割当増資を引き受け、中国国内で医薬品流通分野での合弁事業を開始する。

メディパルホールディングスと三菱商事は、中国での医薬品流通に多くの卸が介在し、必ずしも効率化が十分でないこと、日本では一般的なカスタマーサポート・サービスが同様に十分でないことなどに着目。提携相手の国薬ホールディングスは、有力国営企業を管理する「国有資産監督管理委員会」の傘下にある中国医薬集団総公司の中核子会社で、中国最大の医薬品卸であるとともに全国的販売ネットワークを持つ。

このためこの3社は協議を重ね、互いが中国での事業拡大のベスト・パートナーと認識し、今回包括提携の覚書を締結したもの。

包括提携での主要な検討テーマは、医薬品卸売事業の複数エリアでの業務協力、医薬品・医薬品原料／医療機器・医療材料の中国国内への輸入と販売の拡大、病院向け物品の購買・配送・管理の一元化業務の共同展開、病院内薬局管理事業の展開、薬局チェーン事業の展開。

今後　各テーマの推進に3社でプロジェクトチームを作り、検討を進める。

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