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公取委/原材料のメニュー表示で庄屋フードシステムに排除命令

2009年06月22日 / 経営

公正取引委員会は6月22日、庄屋フードシステムが九州地区展開する庄屋54店舗で、料理に使用する米が長崎県の契約農家で生産したもののようにメニューに記載したとして、景品表示法第4条第1項第1号に抵触すると判断。同社に排除命令を出したと発表した。

公取委の調査では、実際に契約農家が生産した米を使用していた店舗は3店舗に過ぎず、また48店舗では、葉野菜全般を長崎の生産者が有機肥料を使用して栽培したものを使用しているようにメニューに表示していた。実際はホウレンソウと水菜だけがこの通りだったという。

塩についても長崎県五島地方で海水から製造された塩を使用しているように表示していたが、この塩を用いているのは寿司酢を使った料理だけだった。このため公取委は、表示の改善と再発防止策の周知徹底などを命じた。

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