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農水省/スーパー九州屋のうなぎ蒲焼き不適正表示に措置

2010年09月10日 / 商品経営

農林水産省は9月10日、スーパー九州屋(東京都八王子市)が、中国産のうなぎ蒲焼きを「台湾産」と事実と異なる原産国を表示して一般消費者に販売していたことを確認した。

このため、スーパー九州屋に対し、JAS法に基づく指示を行った。

関東農政局が8月5日から10日まで、スーパー九州屋とスーパー九州屋販売店舗に対し調査を行い、鮮度館九州屋聖蹟桜ケ丘店(東京都多摩市関戸)が、うなぎ蒲焼きについて、中国産のうなぎ蒲焼きとして仕入れたにもかかわらず、「台湾産うなぎ長焼き」、「台湾産うなぎ串焼き」と事実と異なる原産国を表示していた。

この不適正表示商品は、少なくとも4月30日から7月25日までの間に、366.2kgを販売していた。

このため、JAS法における加工食品品質表示基準に違反するため、農林水産省が、スーパー九州屋に対し、指示を行った。

指示内容は、すべての商品について、表示の点検を行うとともに、今回の事案の発生が、会社として食品における食品表示に関する認識が欠如していたことと、表示内容の確認とその管理体制に不備があったとして、原因の究明・分析を徹底するよう要請した。

さらに、品質表示に関する責任の所在を明確にし、チェック体制の強化と拡充、再発防止対策の実施と、10月12日までに対応措置について農林水産大臣あてに提出するように指示した。

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