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イトーヨーカ堂/神奈川県横須賀市に農業会社設立、初年度250トン収穫

2010年09月29日 / 経営

イトーヨーカ堂は10月1日、農業事業会社「セブンファーム三浦」を神奈川県横須賀市に設立した。食品リサイクルを主軸とした環境循環型農業を、千葉、茨城に次いで全国3か所目となる神奈川内で展開する。

農地面積は約5ヘクタール(約5万㎡)、生産者は長井有機農法研究会メンバー8名で、大根、キャベツ、ブロッコリー、カボチャなどの露地野菜を中心に8品目程度。

9月頃から大根、キャベツなどの作付けを開始、11月頃に大根の収穫し販売を開始、12月頃にキャベツの収穫し販売を開始する計画で、初年度収穫量は250トンを計画する。

神奈川県内11店舗から食品残さを回収し、藤沢市内の堆肥化施設にてリサイクルして堆肥を供給する。販売店舗は神奈川県内のイトーヨーカドー4店舗から始め、順次、県内の全31店舗へ拡大する予定だ。

「セブンファーム三浦」は、「セブンファーム」(100%出資子会社)と、「横浜市場センター株式会社」、「長井有機農法研究会」の3者による共同出資で設立する事業会社。

同社は2008年8月、企業の社会的責任(CSR)活動の一環として、食品リサイクルの向上と地域農業の活性化を目的に、セブン&アイグループ初の農業生産法人「セブンファーム富里」を設立した。

直営農場の面積や栽培品目、収穫量とも拡大し、2009年度(1~12月)通期での事業黒字化を達成したことで、2013年2月末までに全国10ヶ所への拡大を計画している。

「セブンファーム三浦」について
商号:株式会社セブンファーム三浦
所在地:神奈川県横須賀市長井1-9-29
設立日:2010年10月1日
代表者:代表取締役 恵本芳尚(兼イトーヨーカ堂青果部シニアマーチャンダイザー)
出資構成:株式会社セブンファーム85%、横浜市場センター株式会社10%、長井有機農法研究会5%

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