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ユニー/上海での出店を目的に合弁会社設立

2010年10月13日 / 海外経営

ユニーは10月13日、中国の流通企業大手の頂新集団と中国国内での店舗展開を目的に合弁会社を設立すると発表した。

<新会社設立の枠組み>

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合弁会社名は12月の設立を予定しユニー(ケイマン)ホールディングスで、資本金は3310万US$、出資比率はユニー70%、頂新30%となっている。

さらに、ユニー(ケイマン)HD傘下に事業会社としてユニー上海を設立し、2012年末を目安に1号店の出店を計画する。ユニーは2年前から上海に駐在員を派遣し、市場調査と出店候補地の選定をしていたという。

ユニーは、国内のマーケットが縮小していく中で、企業の成長戦略の一つとして、中国や東南アジアなど海外での事業展開を検討。特に、中国は都市部を中心に消費マーケットが成熟しつつあり、当社がこれまで培ってきた小売事業の経験を活かせるという。

「中国本土での店舗展開にあたっては、日本とのビジネス環境の違いが大きく、現地事情に精通したパートナーが必要であり、頂新グループは、過去に中国でハイパーマーケットを事業展開していた経験もあり、合弁パートナーとしては最適だ」(同社)としている。

頂新集団は主に4つの傘下企業集団を通して食品の製造販売事業、外食チェーン事業と小売事業を展開している。

同社によると、「今年に入ってから、頂新集団の方が来日しユニーに店舗に対して興味を持っていただけた。その後、トップ会談が行われ今回の合意にいたった」という。

ユニーの100%子会社で香港に店舗を展開するユニー香港は、中国本土の南部、新設するユニー上海は北部で出店し、両社の住み分けを図る計画だ。

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