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全日本食品/買い物不便地域で小商圏スーパーを展開

2010年10月21日 / 経営

全国約1700店舗の食品ボランタリーチェーンである「全日食チェーン」の本部を担う全日本食品は10月中旬、四国に小商圏に対応した小型スーパー「シティマーケット」を開店した。

買い物が不便な地域への出店を想定した新業態としての位置づけで、当初は全日本食品の直営店舗として運営するが、採算の目途がついた段階で、地域の加盟店が運営する体制への切り替えを図る計画だ。

同社によると「既存の食料品小売店の廃業などで周囲に買い物をする場所がない地域が増加しており、買い物不便地域のニーズに対応するために小型スーパーを開発した」という。

基本商圏は半径1km圏内に競合店がなく、3000人程度の人口がある地域。売場面積は300~500㎡で生鮮食品や加工食品など約2000品目を展開する。

出店候補地は、既存の小売業が廃業している地域が多く見込まれるため、居ぬき出店が主体となる。年内に関東や東北で6店舗の出店し、将来的には全国展開を目指す。

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