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ヤマザワ/既存店の建替え推進

2010年11月18日 / 店舗経営

ヤマザワは今期と来期の出店を抑制し、既存店の活性化に注力する。板垣宮雄社長は「ここ数年は経済環境も悪化しており、既存店の強化が不可欠だ。新規出店による拡大ではなく、既存の売上を上げることで競争力を高めたい」述べた。
11月18日に都内で開かれた決算説明会で述べたもので、老朽化した既存店についてはスクラップ&ビルドによる建替えも実施する。
10月28日に山形県山形市のあさひ町店を建替えで開店した。これまでの建替え店舗の売上実績は1.7倍から2倍に拡大しており、既存商圏の活性化を優先する方針だ。
また、新規出店は12月14日に宮城県白石市に居抜き出店で290坪のスーパーマーケットを開店する。同社は現在、山形県に43店舗、宮城県に18店舗を展開しているが、新店は宮城県に集中させ宮城県内でのドミナントを強化する方針だ。
宮城県内では、2010年4月3日に宮城県塩竈市に売場面積1857㎡の「塩釜中の島店」を開店、このほか宮城県北部に開発中の物件があるが、それ以降の出店については未定としている。
同社の店舗フォーマットは、300坪、400~450坪、400~450坪プラスドラッグストアの3パターン、価格競争が激しい店舗では、野菜の粗利を20%から15%に変更するなど、部門ごとに価格政策を打ち出し、来店頻度の向上につなげたいとしている。

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