パルコ／中期経営計画の実行強化で組織改訂

2011年02月23日／経営

パルコは2月23日、組織改訂を発表し、3月1日付で「コーポレート部門」と「店舗事業部門」の統括機能を強化するとともに、両部門の密な連動によって中期経営計画の推進スピードと達成確度を高める。

「コーポレート部門」は、中期経営計画の政策実行機能を強化する。また、パルコグループ全体に亘って推進業務を統括する。

「店舗事業部門」は、店舗構造改革および顧客構造改革の推進による収益力最大化に向け、政策立案機能と店舗支援体制を強化。店舗を含めた全ての店舗関連部門に亘って推進業務を統括する。

「不動産戦略」、「人事制度改革」、「ダイバーシティ推進」の3プロジェクトを新設し、経営資源に関する中長期的な特定課題に対し、機動的に戦略を構築する。

同社は2010年度に「パルコグループ中期経営計画（2010-2012年度）」を策定。初年度は、福岡店のオープンをはじめとした都市型商業の拡大や、既存店舗における業態革新などの事業戦略を実行し、計画は順調に進捗した。

計画2年目となる2011年度は、ショッピングセンター事業を更に強化することに加え、グループ企業が一体となって関連事業、新規事業の展開を加速させ、中期経営計画の目標達成をさらに確実なものとするという。

「中期経営計画を実行する意思決定や業務執行を迅速かつ機動的に推進するべく、組織体制を変更する」（同社）。

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