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国内化粧品市場/2012年は0.2%増の2兆2769億円

2012年07月31日 / 商品経営

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富士経済は7月30日、2012年国内化粧品市場の調査結果を発表した。調査によると、2012年の国内化粧品市場は前年比0.2%増の2兆2769億円と見込む。

2011年の化粧品市場は、0.9%減の2兆2730億円となった。2008年、2009年と市場縮小が続いたが2010年に横這いとなり、2011年の市場回復が期待されたものの、東日本大震災の発生後に不要不急のものに対する需要が低迷し再び縮小した。

2012年は縮小した前年の反動や需要の回復などにより、市場拡大が期待される。

価格帯別では、セルフ・トイレタリーブランドなどの低価格帯商品の高機能化が進み、化粧品市場全体では中価格帯から低価格帯への需要シフトが顕著になっている。

2011年は、セルフブランドのオールインワンやBBクリームなど時短アイテムのヒットや、ボディケアではパーソナルユース訴求のトイレタリー商品の増加などから低価格帯市場が拡大した。

高価格帯では、ホワイトニングやアンチエイジングなど高機能スキンケア商品が牽引し、リーマンショック後の2009年を除き市場拡大が続いている。

2011年もスキンケアにおいて通販ブランドのヒットや、スペシャルケアアイテムの拡販などで需要を獲得した。

ヘアケアやメンズコスメティックスなどは震災による買い控えが見られたものの、ボディケアではライフスタイル提案型ブランドが好調に推移し、市場全体でも微増となった。

中価格帯は市場の4割以上を占めるボリュームゾーンにあたるものの、マス向けカウンセリングブランドの低迷や、高価格帯と低価格帯への二極分化が進み2008年以降縮小が続いている。

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